勘違い!親子リレーローンの果て
●親子リレーローンと親子ペアローン?
これは「親子ローン」の解釈で揉めにもめた家族の話・・・。
ちょっとローンを勉強なさったかたなら、予測がつくワードですよね?
まず、一般的に「親子ローン」という言葉には二通りの解釈があります。
それは「親子リレーローン」と「親子ペアローン」。
もちろん、こういう名前の金融商品があるということではなく、あくまで通称です。
親子がらみのローンは、おそよの仕組みが
このふたつに分けられるということです。
ごくごく簡単に説明すれば・・・
● 親子リレーローン
ローンの支払いをある時期に親から子供へバトンタッチするもの。
リレーってうのは、そのチームの走者はひとりですよね?
つまり、ローン支払い期間、支払いをする人が当初は親、
そして、一定期間後の支払い、いわば後半戦は子供となるわけです。
一方・・・、
● 親子ペアローン
スタートから、ふたりが力をあわせて走りきる二人三脚のようなもの。
言わば、親子での共有名義だと思ってよいでしょう。
さて、本題です。
A子さんは10年前、結婚し、夫と生まれたばかりの 双子のボーイズでアパート暮らし。 実家も遠いので、初めての子育て(それも双子・・・)に加えて、 夫の仕事も交代制だったので、隣家への迷惑を気にかけるアパート暮らしに、心身ともに参っていました。
そこに夫の親御さんから 「私たちが2世帯住宅を建ててあげるから、いらっしゃいよ。 玄関ふたつだもの、お互い気兼ねもないでしょう?」 というお言葉をもらいました。
あなたはこの「私たちが建ててあげるから」&「いらっしゃいよ」の お言葉をどう解釈しますか?
バツイチ真理子も今でこそ、「そんな上手い話・・・」って思いますが、 A子さんは「家を建ててくれる。私たちは住めば良い。夫は長男だし・・・。ジジ・ババは孫のそばに居たいんだな・・・。子供にとってもいいことかも」 そのくらいの解釈しかしなかったそうです。
実際、2世帯住宅の間取りや資金の話はお姑さんが仕切り、 夫が言われるがままに書類を用意していた気がする・・・。と、 当時を振り返ってA子さんはいうのです。
組んだのは「親子リレーローン」ですから、 当初の支払いはお子さんである、夫にはありません。 A子さんもローンの引き落としがないので、気がつかなかった。 本当に「建ててもらった!」と信じ、ご両親への恩を感じながらの 生活だったんです。
でも、2世帯住宅、玄関ふたつといいながら、所詮そこは嫁と姑!
数年後、A子さんのストレスはピークとなり、 別居を考えるまでになったんだそうです。
そしたら、運悪く、夫がリストラ・・・。 この時点で双子の兄ちゃんたちは小学生、その後生まれた妹はまだ幼稚園。 別居すらままならない状況に・・・。
そして、運命の日。親御さんが無事定年退職され、 ローンのバトンが息子さんのところへ手渡される話がやっと浮上。 今まで触れることなく過ぎてきた、親子リレーローンが 白日の下にさらされ・・・。
A子さんのショックたるや如何ばかりか・・・。
予測のつくことですが、お姑さんはローンが「親子リレー」であることを 嫁に隠しておきたかった。 そういう裏工作する人ですから、開き直ったときもこれまた、すごい!
結果的にローンがどうの、リストラがどうの話を別にして、 この家族は崩壊!
だって、息子である夫は知らなかったじゃすまないし、実際、 知らないわけはないでしょ?
A子さんは「詐欺にあったようなもの」という言葉を残しました。
実際、こんな話あるのか?とお思いでしょ? でもね、お金の話に疎い人、家族内で会話がかみ合わないまま、 放置された問題って、こういうものすごい事態も引き起こしちゃうんですよ。 家族の間だから、余計に曖昧にしてしまうってあるでしょう?
お金のことは夫婦の間だけでも厄介なのに、親まで付いてきちゃ〜 トラブルになって当然かも?
これはかなり極端なケースかもしれませんが、親子リレーローンは それぞれのケースできっちりと決めておかなくては 後々トラブルになることが十分予測されます。
もし、選ぶのであれば、専門家を交えて、親子同席のもと、 しっかりと確認しあい、同意を得ましょう。
これは私の主観ですが、「親子リレーローン」自体、限られた金融機関でしか、扱いがありませんし、普通は親として、残債を子供に残すことに抵抗がある。 優先的に選ぶ商品ではない気がします。
それ以前に、2世帯住宅なんて、私には同居と同じに聞こえますけど・・・。
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